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アトピー性皮膚炎の最新治療情報と処方薬での治療方法

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完治させる薬がない為に治療方法がさまざまなアトピー性皮膚炎。

初めてなった方や子供がなった方など、気になるアトピー性皮膚炎の治療法をまとめてみました。

知っておきたい!アトピー完治についての認識

まず、アトピー性皮膚炎は完治しないという認識をもっていることが大事です。

この知識がない為に、変なまがいものの民間療法に惑わされ、症状を悪化させてしまう可能性が高いのです。

わたしも20歳の時に我にもすがる思いでちょっと怪しい飲み薬を1万という高額を出して購入して飲んだことがあります。

当然ながら、アトピーが軽減されることもありませんでした。

日本皮膚科学会が出しているアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版によると

アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり、現在、疾患そのものを完治させうる治療法はない(P127)

と記されています。

ステロイド療法や保湿など様々な治療によって症状を軽減させて、あまり症状がでないような状態までもっていく「寛解状態」こそがゴールになっています。

インターネットなどで記されている「完治した」というのはほとんどがでたらめであり、信用すべきではありません。

目標を完治ではなく寛解に定めるところからスタートしてみてください。

それに、近年ではアトピー性皮膚炎も新薬などの開発が進められています

2017年初頭に、アトピー性皮膚炎の原因解明になるものがみつかり少しずつ希望が見えてきました。

新薬が一般でとりあつかわれるまでの間、少しでも悪化しないように寛解状態へと導きましょう。

皮膚科でのアトピー性皮膚炎の治療法とはどういうものがあるの?

病院によって治療方法は様々ですが、アトピー性皮膚炎の基本となる治療方法をいくつかまとめてみました。

先程記載したようにアトピーには完治させる薬は存在しません

その時の症状に合わせた対処療法としての薬が処方されます。

外用薬での治療

病院で処方されるアトピー性皮膚炎の治療薬には2種類あります。

ステロイド外用薬と非ステロイド外用薬です。

どのような名前の薬があるのか詳しく見ていきましょう。

ステロイド外用薬

プレドニゾロン、リドメックス、レダコート、アルメタ、キンダベート、ロコイド、グリメサゾン、オイラゾン、 エクラー、メサデルム、ボアラ、ザルックス、アドコルチン、ベトネベート、リンデロンV、フルコート、フルメタ、アンテベート、トプシム、リンデロンDP、マイザー、ビスダーム、テクスメテン、ネリゾナ、パンデル、デルモベート、ジフラール、ダイアコートなど

ステロイド外用薬には様々な副作用があります。

皮膚の菲薄化・毛細血管拡張による紅斑や、にきび・ヘルペス・カンジダなどの感染症にかかる恐れがあることなどです。

非ステロイド外用薬

プロトピック軟膏、スタデルム軟膏、グリテール軟膏、モクタール軟膏、イクタモール軟膏、タンシオ軟膏、シリカ軟膏など

非ステロイド軟膏のプロトピック軟膏は副作用として、酒さ様皮膚炎やニキビ、ヘルペスなどがあります。

アトピーの炎症を抑えるほどの効果はなく、逆にかぶれなどによる炎症を引き起こしたりします。

参考サイト:大木皮膚科

内服薬での治療

内服することでかゆみの元となるヒスタミンを抑えてくれます。

即効性があり、ステロイド外用剤のような重大な副作用を引き起こす心配はほとんどありません。

しかし、眠気が強いタイプなど種類があるので日常生活において注意が必要です。

抗ヒスタミン薬(第一世代抗ヒスタミン薬)・・・眠気が強いタイプ

薬品名正式名称
シプロヘプタジン塩酸塩水和物ペリアクチン
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ポララミン
クレマスチンフマル酸塩 タベジール
ヒドロキシジン塩酸塩アタラックス
ジフェンヒドラミン塩酸塩 レスタミン

抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン薬)・・・眠気が比較的弱いタイプ

薬品名正式名称
フェキソフェナジン塩酸塩アレグラ
ベポタスチンベシル酸塩タリオン
アゼラスチン塩酸塩アゼプチン
フマル酸エメダスチン ダレン
オロパタジン塩酸塩アレロック
ケトチフェンフマル酸塩 ザジテン
オキサトミドセルテクト
メキタジンニポラジン

参考サイト:日経メディカル

注射治療

海外ではヒスタミン加人免疫グロブリン製剤という注射でアトピー性皮膚炎の治療が行われています。

日本では「ヒスタグロビン」という製剤があります。

ステロイド外用薬には炎症を抑える効果しかありませんが、ヒスタグロビンにはアトピー性皮膚炎、花粉症、喘息、食物アレルギーなど、すべての即時型アレルギーと呼ばれるものに効果があります。

ヒスタグロビンは体内に侵入したアレルゲンの周囲に防御壁のようなものを作り、アレルギー症状を起こす物質を放出できなくします。

ヒスタグロビンは皮下注射です。

症状が改善するまで定期的に注射することになります。病院によって方針は様々なのでお近くの皮膚科にて確認してみてください。

ここまで聞くとすばらしい注射のように聞こえますが、注目する点があります。

ヒスタグロビンはヒトの血液由来の薬なのです。

つまり、人の献血から採取された血液からつくられている点です。

近年薬害エイズなどの問題があったことからも私の個人的な考えとしてはおすすめできません。

温泉治療

温泉治療は昔からさまざまな病気に使われていました。

温泉に入ることで、皮膚や体質を根本から改善させようという根本治療です。

アトピーの症状を悪化させているものの一つに皮膚表面にある黄色ブドウ球菌の増殖が挙げられています。

酸性泉は殺菌効果があり、アトピー性皮膚炎にはおすすめですが、人によって刺激が強すぎたりすることがあります。

様子を見ながら温泉治療をし、肌がデリケートな場合は単純温泉がおすすめです。

アトピーの温泉治療に使われる泉質

単純温泉塩化物泉含鉄泉放射能線(ラドン泉・ラジウム泉)
酸性泉硫黄泉硫酸塩泉炭酸水素泉

お湯の温度が高すぎると肌への負担が重くなります。

40度くらいまでの温泉につかるようにしましょう。

温泉治療の効果を実感するには1日3~4回の入浴を3~4週間程度続けることが望ましく、時間的にも金銭的な面でも負担になります。

旅行程度では効果を実感することはできません。

私の場合は硫黄泉は肌に合わず、アトピーが悪化していました。

いくつかの温泉を試してみて自分に合う温泉を見つけることも大切です。

アトピー性皮膚炎の最新治療情報

今いちばん気になるアトピーの最新治療情報を調べてみました。

今年になってアトピーの原因が解明されたこともあり、新薬の開発も進められています。

今後のアトピー治療方法に希望が見えてきました。

現在有効とされているアトピー治療の情報を記載したいと思います。

プロアクティブ療法

従来、アトピー症状がひどいときにステロイドを使い、よくなればステロイドをつかわないようにするというリアクティブ療法というものが主流でした。

一方、プロアクティブ療法は一旦症状が改善されても薬を中止せず、ステロイドの使用頻度を少なくしたり、プロトピック軟膏に切り替えたりという方法です。

一定期間維持すると掻破習慣がなくなり、もともとのアトピーも改善されていきます。

薬を塗り続けることによって、頻度が3日に1回、4日に1回、5日に一回と少なくなり、症状が悪くならないまま薬の使用をへらしていけるという考えです。

わたしのアトピーが改善されたのもこの方法です。

最初は炎症している状態なのでどの化粧品も吸収することができずただの刺激となってしまいます。

まずは炎症をとりのぞき、薬の使用頻度を減らすことから始め、保湿剤と併用することによって現在ではステロイドをつかわないで生活することができるようになりました。

プロアクティブ療法をやってみて薬の頻度がなくなっても、アトピー肌の特徴である全身が年中超乾燥肌状態という事実が変わることはありません。

そこで薬に変わる保湿方法を併用して行わなければ薬を絶つことはできなくなります。

少しでも改善されたらプロアクティブ療法+保湿の併用で症状がでない状態にすることをお勧めします。

赤ちゃんのアトピーを発症させないために行うセルフケアとは

国立成育医療研究センターは2014年、世界で初めてアトピー性皮膚炎の発症を予防する画期的な方法を発見したと発表しました。

センターが行った実験では、両親や兄弟にアトピー性皮膚炎の患者がいる新生児118人を2つのグループに分類。半年間にわたって、1つ目のグループには1日1回以上全身に保湿剤を塗り、2つ目のグループには皮膚が乾燥した部分のみにワセリンを塗り、その後の発症率を比較した。その結果、全身に保湿剤を塗ったグループの発症リスクが3割以上下がったことが分かった。使用する保湿剤は、低刺激の赤ちゃん用であれば市販されているごく一般的なものでよいという。

引用:http://www.news24.jp/articles/2014/10/01/07260282.html

つまり、新生児に保湿をすることでアトピーの発症率を下げるということが研究によって明らかになっています。

残念ながらすでに発症した大人の保湿でのアトピーの根治治療法にはなりませんが、わたしは保湿をすることによって寛解状態になっています。

このことからもやはり保湿をするということは改善するための鍵になっていると言えます。

食事療法でアトピーは改善できるのか?

アトピーには食生活も大いにかかわっているのではないかという事も囁かれています。

原因にはいくつかの因子があり、未だ解明されていませんが戦後に急激にアトピー患者が増えたことからも、食の欧米化など少なからず食生活での影響もあるものと考えます。

しかし、極度に食事制限をした方がいいという考えではありません。

実際にわたしは普通の人とあまりかわらない食生活を送り、改善できています。

アレルゲンとなる食べ物は極力減らしながらも普通の食生活を送ることは可能です。

極度な食事制限は必要ない

まず、極度な食事制限は栄養面からもおすすめできません。

生活スタイルや外食でやむを得ず食べたりすることもありますが、それを一切食べないなどの制限をしたことは今まで一度もありません。

しかし、かゆみ物質であるヒスタミンを増加させたりする食べ物も存在しますので注意が必要です。

人によって合う食べ物と合わない食べ物もさまざまです。

自分の体を日ごろから観察し、アレルギー反応が強く出た場合はそれらを避けるなどの対策は必要となってきます。

ストレスにならない無理のない食生活をする

ストレスはアトピーを悪化させる要因の一つです。

ストレスによって血行が悪くなり、新陳代謝が悪くなることによって肌のターンオーバーが乱れてしまいます。

また、睡眠の質も悪くなり、美肌に導いてくれるといわれる成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼします。

ストレスになるほどの食事制限はアトピー肌にとっては逆効果です。

無理のない、ストレスにならない程度に食事療法を行いましょう。

アトピーを改善させるために行いたいセルフケア

アトピー性皮膚炎はいくつかの因子が複雑にからみあって発症していると考えられています。

改善させるにはこれといったものが現在でも特定されていません。

しかし、アトピーを改善させるために気を付けるべきことは体の為にもよく、ほかの病気をも予防してくれます。

まずはできることからセルフケアをはじめてよりよい生活を送りましょう。

身体にいい食事で腸内環境を整える

アトピーやアレルギーの原因は免疫力の低下ではないかと言われています。

その免疫細胞は6割が腸の中で作られているのです。

腸内環境が乱れると外部から侵入してくる敵と戦う力がなくなってしまいます。

腸内環境を整えて免疫力を高めることはアトピーの改善に繋がることなので日頃から腸内環境を整える食生活を送ることが大切です。

アレルゲンを絶つ

アトピーでのアレルゲンも様々なものがあります。

食事によって反応が強くでているものがあればそれらを除去する必要があります。

ダニや花粉、黄砂、カビなどの環境が原因の場合ならその環境を改善させることが大切です。

基本的には掃除が大切で、よりよく環境を整備することが大切です。

ダニが好む環境は室温20〜25°C程度、湿度70%以上の環境です。

カビは温度5〜35°Cの中でも特に20〜25°C、湿度65%の環境で活発になります。

秋になるとダニが原因でアレルギーが悪化することが多くみられます。

夏の間に大繁殖したダニが、温度、湿度が下がる9月くらいに大量に死ぬことにより、その死骸が増えることによってアレルギーを引き起こすと言われています。

ダニアレルギーの原因は、ダニやその死骸の一部、死骸、糞などです。

こまめにシーツを取り替えたり、布団掃除機をかけるなどの対策が必要です。

正しいスキンケアで保湿する

ここまで話した中で一番大切なのがスキンケアです。

アトピー性皮膚炎には未だ完治させる治療薬はなく、寛解させることがゴールとなっています。

寛解状態にもっていくには全身への正しい保湿が必要です。

アトピーは身体中が年中超乾燥肌状態であり、顔だけでなく体全体への保湿ケアがとても大切です。

顔だけでなく腕や足、体全体をもう一度見つめ直してみましょう。

アトピーが悪化する要因は乾燥にあります。

乾燥を防ぐことで必ずいい状態を維持することができるようになります。

この記事のまとめ

  • アトピーには完治する薬はない
  • アトピーは外用薬と内服薬の薬がある
  • ステロイド外用薬には副作用があり、内服薬には重篤な副作用はない
  • 注射治療は人の血液由来の薬なので個人的におすすめしない
  • 温泉治療はおすすめできるが、時間や費用面でコストがかかる
  • 赤ちゃんのうちの保湿ケアはアトピー発症を防げる
  • 極度な食事制限は必要ないが、極力避けるべき食品もある
  • アレルギー反応を抑制するために自分にできるセルフケアから始めるべき

この記事をまとめると以上のようなものになります。

アトピーには様々な要因がからみあっています。

最近ではアトピーの原因というものが徐々に解明されてきつつあり、新薬の開発が進められています。

近い将来ではアトピーは完治させることができる薬となる可能性は多くありますが、色素沈着などとの兼ね合いもありますし、早めに寛解状態に持っていき、維持することが望ましいです。

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