アトピーを改善させたいなら腸内環境を整えて!

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アトピーの原因と腸内細菌の関係

アトピー性皮膚炎の原因はまだわかっていませんが、いくつか原因ではないかというものが挙げられています。

そのうちの一つが免疫機能

アレルギーやアトピーの原因は免疫力の低下ではないかといわれているのです。

その免疫細胞、実は全体の6割が腸で作られていることは知っていますか?

体に侵入してくる敵と戦って健康を保ってくれているのはこの免疫細胞のおかげなのです。

しかし、腸内環境が悪いと免疫力が乱れ、外部から侵入してくる敵と戦う力がなくなってしまいます。

アトピーも外部からの刺激によって悪化を繰り返す病気です。

腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることはアトピーの改善につながるのです。

アトピーには下痢や便秘の人が多いの?

アトピーの人は下痢や便秘が多いとよく聞きます。下痢と便秘の原因は主に腸内環境が悪い事です。

近年、腸内フローラの研究が進んでおり、腸の炎症と皮膚の炎症は相互性があるのではないかといわれています。

アメリカでは有名ですが、日本ではあまり知られていない「リーキーガット症候群」というものがあります。日本名は「腸管壁浸漏症候群」といいます。

リーキーガット症候群は腸の粘膜に穴があき、排除されるはずの有害物質(毒素)が体内にとりこまれてしまうことです。

穴といっても腸の粘膜には元々ちいさい穴がたくさんあります。その穴で、通常体内に必要な栄養素をとりこむのか、排除するべきものなのかを分別しています。

しかし、リーキーガット症候群になると有害物質(毒素)がどんどん取り込まれてしまうのです。

ぜんそくやアレルギーなどとの関連性も疑われており、日本人の7割にリーキーガット症候群の方がいるといわれているのでアトピーには腸内環境を整えることも大切です。

アトピーの改善は腸内フローラが鍵だった!


人間の腸にはおおよそ500種類、100兆個の腸内細菌が住みついています。

小腸や大腸に腸内細菌がびっしりとはりついており、それが草むら(フローラ)の様なので腸内フローラと言われています。

腸内細菌を詳しくわけると、善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3種類に分類されています。

 菌 種  特 徴
善玉菌 乳酸菌
ビフィズス菌
腸球菌
有害物質を分解・排泄する
ビタミン・ホルモンの産生
副腎資質ホルモンの産生を助ける
悪玉菌 大腸菌
ウェルシェ菌
プロテウス
ベーヨネラなど
便秘や下痢になる
アレルギーが発症しやすくなる
免疫異常の病気のリスクが高まる
感染症にかかりやすくなる
大腸ガンのリスクが高まる
日和見菌 バクテロイデス
ユウバクテリウム
嫌気性連鎖球菌
通常は無害であるが
腸内フローラのバランスが崩れると
有害物質を生成する悪玉菌のような
働きをします。

通常善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%の割合で腸内細菌のバランスがとれていると言われています。

善玉菌と悪玉菌の差はわずか10%しかなく、日和見菌は優勢になった方へ傾きますので腸内環境のバランスをとることはとても大事です。

日和見菌の割合は70%と大変高く、これが悪性に傾くと体にとっていろいろな悪さをしてしまいます。

強い方の味方についてしまうという不安定な菌なのでとても厄介な菌だといえます。

上の表をみてもわかるように、腸内フローラの乱れは各種アレルギーの原因や老化、癌などの原因にもなっています。

生まれたばかりの赤ちゃんはビフィズス菌が多く、腸内フローラのバランスが保たれています。

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんにビフィズス菌を与え、腸内フローラのバランスを正常化させたところ、アトピー性皮膚炎の症状が改善されたという報告があります。

また、大人のアトピー性皮膚炎にも改善がみられたという報告もあるのです。

このことからも、腸内環境を整えて腸内フローラを正常化することはアレルギーの改善にも繋がっているのではないかと期待されています。

腸内フローラのバランスを崩す原因


腸内フローラのバランスはとてもデリケートに変化します。

その日の体調・食生活・ストレス・年齢・薬の服用など、日々変化しているのです。

アレルギーだけではなく、体全体の不調につながるので、日ごろから腸内環境を整えておくことが大切です。

動物性タンパク質の過剰摂取

日本人の動物性たんぱく質の摂取量は戦後大幅に増えました。

そのころからアトピー性皮膚炎の患者数が増え、花粉症やその他のアレルギーにも注目されるようになりました。

動物性たんぱく質はきわめて消化に悪く、腸内環境を悪化させます。

体重1kgあたりの必要摂取量は一日0.8g~1gといわれており、現在の日本人の摂取量はおおよそ一日80gといわれているので大幅に上回っています。

消化に悪い動物性たんぱく質の摂取量は増えましたが、食物繊維の摂取量は減少しており、腸の掃除ができず、腸内環境を悪化させています。

悪玉菌が増えると、IgE抗体が増加し、アレルギー反応を引き起こす物質を放出します。

IgE抗体はアレルギー、アトピー、喘息などの発病に深く関わっているのです。

ストレス

ストレスがたまるとお腹が痛くなる人がいますが、腸とストレスは影響し合っています。

ストレスがたまると、善玉菌が減少するという事がわかっています。

善玉菌が減少すると便秘や下痢の原因となり、腸内の悪玉菌が発生させた有害物質が増加します。

また、ストレスの影響で副交感神経が弱まり、腸のぜんどう運動が乱れ、便秘になってしまうのです。

それとは逆に副交感神経が活発になりすぎると、便が早く移動しすぎて腸壁によって水分の吸収が行われず、水分の多い下痢状の便になります。

このことから、ストレスは善玉菌に影響を与え、腸内環境を左右してしまうのです。

加齢

生まれたばかりの赤ちゃんはビフィズス菌などの善玉菌が腸内細菌全体の60%~90%を占めていると言います。

離乳食の時期になると食べるものの変化によって善玉菌が減り、悪玉菌が急増します。

これが20代になると善玉菌が20%、悪玉菌が10%に変化し、腸内フローラのバランスが保たれるようになります。

ところが、善玉菌は年齢とともに徐々に減少していき、50代になると悪玉菌が増加する傾向にあります。

中にはビフィズス菌が1%しかいない人もいるのです。

腸内環境は個々に違い、老化や生活習慣によって差がでてきます。

冷え性

戦前の人と現代人では体温が1度近く違い、低体温に傾いています。

これは食生活の変化や環境の変化によるものです。

家電の普及により、年中冷たい物を取り入れることができるようになったり、冷房や暖房など温度の調節もたやすくなりました。

美肌の為、朝に湯冷ましをのんだりしている芸能人などがいますが、美肌に気をつけてる人は冷たい物を入れて内臓を冷やさない様に工夫しています。

冷たい物をとりいれすぎて腸を冷やすと、血液の循環が低下します。

腸の動きが弱まってしまうと便秘の原因になり、便秘が悪玉菌を増やす原因になります。

体温が1度下がると免疫力は30%も低下するといわれています。

免疫力の低下によって免疫細胞の過剰反応が起きてしまい、アトピーやアレルギーなどの悪化につながります。

便秘

便秘というのは腸内に腐敗した食物が長期間溜まった状態です。

便秘が腸内環境を悪化させ、悪玉菌をどんどん産生していきます。

そして発がん性物質やガスを発生させます。

便秘が続くと、それらの有害物質が腸壁から吸収され、血液中をめぐります。

これが肌荒れや病気の原因となるのです。

腸内環境が整っていると排便は1日1回。

食べたものが消化吸収されるまでには24時間かかるので、1日1回の排便がないのなら便秘と考えます。

現代人はリノール酸(オメガ6)の過剰摂取が問題となっています。

日常生活でリノール酸が含まれた食品が多くを占めており、知らず知らずに摂取量が多くなっているのです。

リノール酸は炎症を活発に起こし、アレルギー反応を強める原因になっているといわれています。

リノール酸をとりすぎると、花粉症やアトピー性皮膚炎を悪化させる原因になるのです。

リノール酸が多く含まれているサラダ油ですが、古くなったり加熱し続けたりするとトランス脂肪酸が多く含まれるようになります。

トランス脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増やす一因となり、悪い油の代表格です。

また、酸化した油は悪玉菌の餌となりやすく、腸内環境を悪化させます。

睡眠不足

腸内環境が乱れると、睡眠ホルモンである「メラトニン」が十分に分泌されず睡眠不足の原因になります。

睡眠不足になると体内時計が狂い、腸内環境が乱れることから、睡眠と腸内環境は密接した関係にあるのです。

このことからも睡眠の質を高めることは腸内環境を整えることにもなるとうことがわかります。

睡眠不足がアレルギー反応を増強するという研究結果もでています。

睡眠中は美肌ホルモンである「副腎皮質ホルモン」や「成長ホルモン」も分泌されています。

腸内環境の為にも美肌のためにも睡眠の質を高めるというのは重要なことです。

善玉菌を増やして腸内環境を改善させる食べ物


腸内環境を整える為には善玉菌を増やすことが大切だということがわかりました。

ではどうやったら善玉菌は増えるのでしょうか。

日頃から腸内環境を整える生活をすることが大切です。

ヨーグルトを食べて腸内環境を整える

ヨーグルトに含まれている菌はビフィズス菌と乳酸菌というものがあります。

2つの菌の働きは違い、善玉菌を増加させる効果が異なります。

ビフィズス菌

腸内で活躍している善玉菌の中で圧倒的な数を占めているのがこのビフィズス菌です。

ビフィズス菌が配合されているヨーグルトを摂取することによって直接腸内で善玉菌として活躍させることができます。

しかし、ビフィズス菌は酸・酸素・熱に弱い性質の為、生きて腸まで届くことが重要になります。

ビフィズス菌は酢酸も作り出してくれます。

この酢酸はとても重要な成分で、とても強い殺菌作用で悪玉菌を減少させてくれます。

乳酸菌

乳酸菌はビフィズス菌と違い、すでに腸内にいる善玉菌の餌となり増殖を手助けしてくれます

免疫組織を刺激することによって免疫力を高める効果もあります。

乳酸菌が腸内で増殖すると、乳酸や酢酸などの有機酸を作り出します。

この有機酸がつくられると腸内が弱酸性になり、腸内に生息している悪玉菌の増殖を抑えてくれます。

乳酸菌は腸内環境を整えてくれ、腸の蠕動運動を促してくれる働きも持っています。

このことからも、乳酸菌は腸内環境を整える為に取り入れたい食べ物です。

市販のビフィズス菌・乳酸菌入りヨーグルト一覧

菌種 効果 市販のヨーグルト一例
ビフィズス菌 悪玉菌の増殖を抑える
免疫力を高める
アレルギーを抑制する効果 ビタミンの生成
小岩井生乳100%ヨーグルト(小岩井乳業)
ナチュレ恵(雪印メグミルク)
ビヒダスBB536プレーンヨーグルト(森永乳業)
おなかにおいしいヨーグルト(協同乳業)
乳酸菌 腸の蠕動運動を活発にする
アレルギーを抑制する効果
有機酸を作り出し、悪玉菌を減らす
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン(明治)
ナチュレ恵(雪印メグミルク)
ソフールプレーン(ヤクルト本社)
おなかにGG(タカナシヨーグルト)

【小岩井生乳100%ヨーグルト】

生乳を100%使用しており、安定剤などが使用されていません。

ビフィド・バクテリウム・ラクティス・BB-12という菌は整腸作用や免疫力の向上に効果があると認められ、トクホに認定されています。

【ナチュレ恵】

ガセリ菌SP株は雪印メグミルクが発見した菌で、人への消化菅への定着性が世界で初めて証明された菌です。

内臓脂肪や皮下脂肪の低減効果も証明されています。

【ビヒダスBB536プレーンヨーグルト】

ビフィズス菌BB536が使用されており、胃酸で溶けにくく、腸まで届きます。

アレルギーを抑制する効果も実証されています。

【おなかにおいしいヨーグルト】

ビフィズス菌LKM512が使用されており、腸の中で細胞を元気にするポリミアンを生成します。

とても胃酸に強く、食前に摂取しても腸まで届く菌で、ただ届くばかりではなく、腸内で増加してくれます。

LKM512を摂取したマウスの寿命がのびたという研究結果もでており、トクホにも認定されています。

【明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン】

明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンに含まれているLB81菌には皮膚機能改善の効果があり、美肌効果や肌弾力の回復、キメ密度の改善に期待できます。

腸内のバリア機能を高める効果があり、腸壁の一番外側を超えることができるLB81菌は細胞の内部からも外部からも働きかけて腸を守ってくれる乳酸菌です。

【ソフールプレーン】

ソフールプレーンは乳酸菌シロタ株が含まれています。

乳がんを発症する可能性を減らすという研究結果もでており、トクホにも認定されています。

大腸菌を減らし、ビフィズス菌を増やす効果があり、アレルギー症状の緩和にも期待できます。

【おなかにGG】

LGG乳酸菌は花粉症が軽減したという研究結果が報告されています。

妊娠中の女性が服用することで、生まれてくる子供のアトピー発症率が低下したという報告や、アトピー症状が軽減したという報告もあります。

アトピー症状が緩和したという直接的な報告のある乳酸菌は他に見当たらないことからも、アトピー症状がある方にはとても期待できる乳酸菌といえます。

 

まとめ

  • 免疫細胞は腸の中で6割作られている
  • 腸内環境を整え、免疫力を高めることはアトピーの改善に繋がる
  • 腸内フローラのバランスを保つことが免疫力を高める事になる
  • タンパク質の過剰摂取や睡眠不足、ストレスなど様々な要因が腸内環境を悪くしている
  • 善玉菌を増やして腸内環境を整える為には、乳酸菌とビフィズス菌を摂取するのが望ましい
  • 乳酸菌とビフィズス菌はサプリメントでも摂り入れることができる

まとめると以上のようなものになります。

腸内環境を改善させるとアレルギーが改善されたという研究結果もでているので注目すべき事柄だと思います。

免疫力の6割が腸内環境で作られているので、アトピーの為にも各種病気の予防にもなります。

アトピーに優しい生活を送るということは、体全体の健康にも繋がるので正しい知識を身につけ、健康的な生活を心がけることが大切です。

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